一人暮らしの学生にとって
節約のために電気代を
出来るだけ抑えたいものです。
電気代を抑えるためには
どのくらい電気代がかかるのか
知ることが大事です。
一人暮らしの部屋には
いろいろな家電が揃っています。
電気代の計算方法と
一人暮らしの大学生の
ほとんどが持っている
家電の節電のポイントについて
まとめてみました。
ここでは、
・電気代の計算方法
・主な電化製品の消費電力まとめ
・パソコンの消費電力と節電方法
・冷蔵庫の消費電力と節電方法
・エアコンの消費電力と節電方法
についてまとめてみました。
見出し
電気代の計算方法
1ヶ月の電気代の計算方法は
(消費電力×電力量料金×電力使用量)+基本料金+α
で計算されます。
消費電力=KW
電力量料金=円
電力使用量=h
α=再生エネルギー発電促進賦課金・燃料費調整・割引額など
消費電力とは
家電製品には「○○W」というように、
その家電がどれほどの電力を消費するのかが記載されていて、
商品の裏に貼られているシールや説明書
外箱に記載されている場合が多いです。
電力量料金とは
電力量料金とは、
契約している電気料金プランに設定されている
1kWhあたり料金単価をいいます。
○○電力値上げなどのニュースを見たことがあるように
電力会社によって
1kWhあたりの電力量は違っています。
主な電力会社の単価
北海道電力29.72円
東北電力24.87円
東京電力25.91円
中部電力25.08円
北陸電力21.29円
関西電力29.26円
中国電力26.90円
四国電力26.50円
九州電力22.63円
沖縄電力27.93円
注:北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・九州電力は「従量電灯B」プランの料金単価で計算。関西電力・中国電力・四国電力は「従量電灯A」プランの料金単価で計算、沖縄電力は「従量電灯」プランの料金単価で計算しています。
使用例
1kWhが25.91円というのはよく覚えておいてください。
居間の照明を1日中つけっぱなしにした場合
照明が100Wのものの場合は、100W×24=2400W=2.4kWhです。
2.4×25.91=62.184円電気量を消費しています。
主な電化製品の消費電力まとめ
消費電力1000W以上の電化製品
IHクッキングヒーター 1400~3000W
エアコン 300~3000W
トースター 1000~1400W
ホットプレート 1100~1300W
食器洗浄機 1100~1300W
電子レンジ 1000~1450W
オーブンレンジ 1000~1450W
アイロン 1200~1400W
コーヒーメーカー 650~1500W
衣類乾燥機 700~1400W
電気ポット 900~1300W
電気ケトル 900~1300W
洗濯機(乾燥時)600~1200W
ドライヤー 600~1200W
パネルヒーター 400~1200W
遠赤ヒーター 250~1100W
消費電力500~1000Wの電化製品
掃除機 850~1000W
ホットカーペット 500~800W
布団乾燥機 500~700W
温水洗浄便座 300~700W
ハロゲンヒーター 300~1000W
こたつ 300~600W
ファンヒーター 10~450W
消費電力100~500W以上の電化製品
洗濯機(洗濯時)200~400W
冷蔵庫 100~300W
食器乾燥機 200~300W
テレビ(プラズマ)300~500W
テレビ(液晶)100~200W
デスクトップPC 100~300W
炊飯器 100~300W
ミキサー 100~400W
消費電力100W以下の電化製品
ノートPC 50~100W
コンポ 50~100W
Blu-rayレコーダー 20~50W
DVDレコーダー 20~50W
HDDレコーダー 10~30W
インクジェット 10~30W
プリンタ/複合機 10~30W
加湿器 10~40W
電気毛布 50~80W
空気清浄機 10~70W
一人暮らしの学生の電気代計算例
東京の場合
主に使う家電
・冷蔵庫
1人暮らし向け冷蔵庫138L(年間消費電力280kWh)の場合
280×25.91=年間電気代7,254円(目安)
(1kWhあたりの電力量料金は、東京電力の従量電灯Bの2段階料金の25.91円で計算しています)
・テレビ
テレビ(24型サイズ)(年間消費電力200kWh)の場合
200×25.91=年間電気代5,182円(目安)
・洗濯機 (年間消費電力350kWh)の場合
350×25.91=年間電気代9,068円(目安)
上記は年間電気代ですので
月割のうえ、
基本料金842.40円(東京電力従量電灯B 30A契約)を足して
月の電気代を算出してください。
パソコンの消費電力と節電方法
学生なら、ほとんどの人が持っていて
毎日使っているものの1つです。
そのパソコンの消費電力はいくらなのでしょう。
説明書に消費電力が記載されています。
それを見ると、
デスクトップパソコンは100Wになっています。
ノートパソコンは、
デスクトップパソコンより消費電力が低く
25W前後になります。
(あくまでも目安として)
他に、100Wの電化製品はというと
部屋の照明が、
それに該当します。
パソコンの電気代
(1日3時間使用した場合)
デスクトップパソコンの消費電力を100W/待機電力を2.3W
1kWhあたりの電気料金単価を25.9円として
100Wのものの場合は、100W×3=300W=0.3kWhです。
0.3×25.91=7.77円電気量を消費しています。
ノートパソコン
ノートパソコンの消費電力を25W/待機電力を0.7W
1kWhあたりの電気料金単価を25.9円として
25W×3=75W=0.075kwh
0.075×25.91=1.9円電気量を消費しています。
ノートパソコンの方が電気代が安いことがわかります。
パソコンの電気代を節約する方法
パソコンを使用した後、
あなたは、スリープ状態にしていますか?
それとも、シャットダウンしていますか?
パソコンの節電を考えたとき、
どちらが電気代を安く抑えられるのでしょう?
目安は90分とされています。
どういうことかというと
パソコンをシャットダウンから起動する時は
大きな電力を消費します。
ちょっとの時間、
席を離れる程度であれば
スリープ状態の方が
消費電力を抑えられる場合があります。
シャットダウンは完全に電源をオフにしますが
スリープはメモリに作業内容を一時的に保存し
素早く保存、低消費電力状態で待機する機能です。
パソコンで、一番多く電力を消費するのが
パソコンを起動する時なので
短時間の、シャットダウンと起動の繰り返しは
多くの電力の消費に繋がってきます。
マイクロソフトの調査で、
中断する時間が約90分以内であれば
スリープの方が消費電力を
低く抑えることがわかっています。
パソコンの節電ポイント
・90分以内ならなら、シャットダウンよりスリープ状態にする
・ 明度を抑えることで電気代を抑える
・長時間使用しない場合はコンセントを抜く
冷蔵庫の消費電力と節電方法
電化製品の中で、
1年中電源が入っている冷蔵庫は
どのくらいの電気代がかかっているのでしょうか?
1人暮らし向け冷蔵庫138L(年間消費電力280kWh)の場合
280×25.91=年間電気代7,254円(目安)
(1kWhあたりの電力量料金は、東京電力の従量電灯Bの2段階料金の25.91円で計算しています)
冷蔵庫の節電ポイント
・開閉時間は短く
・詰め込み過ぎない
冷蔵庫は小さいほうが電気代が安いと思いがちですが、
実際に冷蔵庫の年間消費電力を見ていくと、
大型の冷蔵庫のほうが年間消費電力量が小さく、
電気代が安くなる場合があります。
一人暮らしの場合、
冷蔵庫は小さい方が
電気代が安く済むように思われがちで、
小さいサイズの冷蔵庫を準備してしまいますが
あまり小さいサイズの冷蔵庫は
選ばないようにしましょう。
エアコンの消費電力と節電方法
エアコンの電気代は
住んでいる場所や部屋の大きさによって
違ってきます。
一人暮らしの部屋が約6畳だとすると
年間のエアコンの電気代は
16,000円~20,000円程になります。
エアコンの節電ポイント
・設定温度は、夏は28℃・冬は20℃を目安にする
・エアコンは、電気代を抑える自動運転にする
・扇風機を使ってエアコンを効率よく働かせる
・2週間に1回はフィルターの掃除をする
・室外機の周りはきれいにしておく
まとめ
電気代の計算方法や
家電の消費電力など
わかったと思います。
これからは、
自分の部屋の電気代は適正なのか
調べることができると思います。
そして、節電できるところは
早速、実行してみてください。
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