風邪やインフルエンザが流行する季節がやってきました。
寒さとともに、感染が拡大する感染症には、しっかりと対策を立てたいものです。
特に、インフルエンザは高齢者や妊婦、幼児が重症化すると生命に関わるともあるので、予防にはワクチンが欠かせないが、ウイルスの変異などもありうるので、ワクチンだけでは十分とは言えない。
そこで、免疫力を高める効果が期待できる食品の1つヨーグルトで免疫力をアップして、ウイルスに負けない体を作っていくことが大切です。
その乳酸菌の中で、最近注目されているのが、プラズマ乳酸菌と呼ばれるものです。
これは、免疫力を強化してくれる優れた乳酸菌なのです。
プラズマ乳酸菌がどんなもの?
正式名称は、ラクトコッカス属ラクティス菌JCM5805株といいます。
乳酸菌○○株と、CMで聞いたことがあると思いますが、乳酸菌には、いろいろな株があります。
ラクティス菌にも菌株が多種あって、JCM5805株のものが、プラズマ乳酸菌といいます。
このプラズマ乳酸菌は、免疫細胞へ様々な命令を行う、リーダー格でもあるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を直接活性化を行う事が由来とされています。
乳酸菌の研究を行っている日本のトップメーカーである小岩井乳業とキリンが共同研究を行い、プラズマ乳酸菌を発見したのが始まりです。
2011年9月に開催された日本ウイルス学会学術集会で、「ウイルス感染を防ぐ免疫細胞を活性化する新たな乳酸菌」として発表されました。
それにより、2012年3月にこの乳酸菌がプラズマ乳酸菌として正式に命名されました。
プラズマ乳酸菌が免疫力を高める?
乳酸菌は健康効果も高く、腸内環境も良好にできるため自然に免疫力も高まると考えられます。
しかし、腸内環境が良い人と悪い人では免疫力の差が激しいです。
健康な成人38人が2グループに分かれて、プラズマ乳酸菌とそれ以外の乳酸菌を1カ月飲んだ研究では、プラズマ乳酸菌グループで明らかに樹状細胞が活性化し、感染を防ぐ機能が高まった事が確認されています。
風邪やインフルエンザに対する免疫効果
大学の研究グループの取り組みで、インフルエンザの流行期に県内、一部地域の小中学生に、プラズマ乳酸菌入りのヨーグルトを配り、週3回、1個ずつ飲んでもらった。
その上で、周辺の他の小中学校とインフルエンザの罹患率を調べた結果。
プラズマ乳酸菌を摂取した小中学校の罹患率が19.8%
その他の小中学校が27.4%と、7.6ポイント近く罹患率に違いがあったという研究結果が出ています。
プラズマ乳酸菌のを週3回摂取すると、インフルエンザ罹患率を下げる効果がある可能性が示された。と研究チームは話してます。
まとめ
話題になっているプラズマ乳酸菌は、週3回でも効果が出ていますから、感染症が増える時期には積極的に取り入れたい食品ですね。
ヨーグルトだけではなく飲料水もありますから、生活に取り入れて健康な生活を送りたいものです。
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