のどの痛みにはいろいろな原因がありますが、一刻も早く痛みをなくしたいものです。
風邪やインフルエンザなど、風邪の症状が出ている場合に、のどの痛みを感じる場合が多いのも、
細菌やウイルスなどが、のどの奥にある咽頭や扁桃に感染して増殖、のどの痛みを感じるためです。
今回は、
・のどが痛い時に積極的に食べたいもの
・のどの痛みがある時に食べない方が良い食べ物
・のどが痛い時の対処法
についてまとめてみました。
のどが痛い時に積極的に食べたいもの
・大根
大根には消炎作用が有り、喉の腫れを和らげてくれるそうです。
特にその汁に効果があり、大根はおろすと硫黄成分が多くなり咳に効きます。
オススメは、「大根飴」です。作り方は、1cmくらいの角切りにした大根とはちみつをタッパーに入れ、数時間ほど漬けるだけ。

大根飴といっても、大根を舐めるより、上澄みの大根の汁を飲んだり、お湯や紅茶で割ったりするといいです。
・はちみつ

はちみつものどの炎症を抑える効果があります。
のど飴なんかははちみつが入っている事が多いですよね。
同時に胃腸の調子を整えたり、疲労回復効果もあるので、風邪気味で疲れた時には特にオススメです。
そのままでもいいですが、紅茶にいれたり、お湯に溶かして飲んだり、しょうがや大根との相性もいいです。
・梨

梨のエキスは咳や痰を鎮める効果があると言われています。
水分を多く含み、カリウムやビタミンなどの栄養素も持っているため、風邪の時の水分補給にピッタリです。
手軽に摂れる梨のジュースでも効果ありです。
・れんこん

炎症を抑える作用があり、咳や痰に良いことで知られる「れんこん」。
でんぷん質が多いので調理してもビタミンCが残りやすく、ネバネバが胃腸の調子も整えてくれます。
大根と同じくすりおろした方が良いため、煮物などにするよりはスープなどにしたほうが効果的。
生のれんこんはスーパーで売られています。
・ネギ

よく昔から「風邪の時はネギを喉に巻くと良い」といいますが、これはネギオールという成分が炎症を抑えるからだとか。
焼いたネギを縦に切り、喉に直接当ててタオルなどで巻くと、揮発性の成分が皮膚や鼻から吸収され、炎症を抑えるそうです。
食べる場合は白い部分を焼いて食べてみてください。
・春菊

鍋などに入れることが多い春菊は、食べる風邪薬と言われるほどβカロチン、ビタミンCが豊富。
癖がある香りの成分であるαビネン、ベンツアルデイドは胃腸の働きをよくして、痰(たん)を止め、咳を鎮める効果があります。
癖があって食べづらい方は、濃い目の味付けにしたり、タマゴにとじてもいいかもしれません。
・黒豆

ただし、黒豆の煮汁は飲みにくいです。薬と思って飲めればいいのですが…。
・キンカン

よくノド飴として売られている金柑(キンカン)は、喉に良い果物の代表格です。
キンカンに含まれる「ヘスペリジン」は喉の炎症を抑え、扁桃腺の腫れも抑えるため、わりと万能な喉に良い食材です。
特に皮にビタミンCが多く含まれるため、皮ごとシロップで煮た甘露煮や、キンカン酒が飲みやすいです。
・カリン

キンカンと並んで喉に良い柑橘類の花梨(カリン)。
そのまま食べるのは中々難しいですが、カリン茶やジャムなどは適度な渋みがあって美味しいです。
・ゆず

柑橘系では柚子も喉に良い食材として有名です。
他のモノよりも食べやすいことから、身近な食材と言えるのではないでしょうか?
ゆずジュースやゆず茶など絞り汁を飲むのがオススメで、昔の人はお風呂に柚子を浮かべて風邪の予防をしていました。
・しそ

紫蘇(しそ)には、喉の痛みを抑え、咳止めの作用があると言われています。
葉にも実にも同じような効能があるため、風邪の時の食事にちょっと使ったりもできますね。
消化を助ける梅干しや体を温める汁物なんかに添えると摂取しやすいと思います。
・生姜

生姜には咳を鎮めたり、食欲増進、健胃の効果があると言われています。
体を温める作用もあるため、結構が良くなり、回復も早くなります。
生姜湯やスープ、紅茶に入れたりと、様々な場面で取り入れやすいので、出来れば普段からこまめに使うのがいいかもしれません。
のどの痛みがある時に食べない方が良い食べ物
・唐辛子などの刺激物

弱った喉に唐辛子などの刺激物は厳禁です。
喉もですが胃腸も荒れやすくなるため、回復自体が遅くなります。
同じ理由でコーヒーなどもあまり良くありません。
・ チョコレート

チョコレートも唐辛子などと同じく、喉を刺激するためあまり良くないと言われています。
・メロン
何となく風邪の時に食べたい気分のメロンですが、あまり喉にはよくありません。
メロンに含まれる成分が喉をイガイガさせてしまいます。
・牛乳
牛乳など液体の乳製品は体質によっては、濃い痰がでやすくなり、喉がネバネバすることがあるそうです。
少量なら問題ないようです。
のどが痛い時の対処法
のどが痛いと感じたら、のどを冷やす行為はやめましょう。
普段から、マフラーやスカーフでのどを守るようにしてください。
これは、のどのリンパを守るためです。
何よりも、のどを乾燥から守ること、身体の休養と栄養を摂ることです。
緑茶や紅茶でうがいをする。お茶には殺菌作用があるので痛いのどには効果的です。
まとめ
喉が痛いと一日不快な気分になります。
なるべく予防をして健全な生活を送りましょう。
のどの大敵は乾燥です。冬場は特に乾燥して喉を傷つけやすいにで、外から帰宅した時にのうがいを習慣付けましょう。
そして、のどに良い食べ物を取って、休養と保温に気をつけて早くのどの痛みをとるようにしたいものです。
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