マラソンのペースメーカーって?どんな仕事?報酬は?

マラソンの国際大会など、
大きなマラソン大会を見ていると、
選手とは別にランナーと一緒に走っている人を見ることがあります。

テレビ中継を見ていて、
なんで選手の邪魔をしているんだろう?
と思っていたのですが、

あの人たちは、
ビジネスとして走っている人達だったんですね~!

ペースメーカーと呼ばれていて
一定のペースで走って
マラソン選手を引っ張る役目を担っている人たちです。

今回は、大きなマラソン大会で
選手と一緒に走っている
「マラソン ペースメーカー」について説明していきます。

マラソン ペースメーカーってどんな仕事なの?

マラソン競技でみられるペースメーカーは
高水準かつ均等なペースで
レースや特定の選手を引っ張る役目の走者のことです。

マラソン大会の主催者がペースメーカーを雇い
5㎞を○○分とペース配分走るように指示され
そのペースを守りながら選手を引っ張るような形で走ります。

主催者サイドから、
3人1組で派遣されることが多く
30㎞までのレースを作るのが仕事です。

メジャーな大会では、
必ずと言っていいほど存在しています。

別名はラビットと呼ばれていて、
ドッグレースでウサギの模型を走らせて
それを追わせるのと同じことから
「ラビット」と呼ばれています。

ペースメーカーの仕事は、
選手が牽制しあって記録が平凡に終わるのは面白くないので、
25kmから30kmくらいまで一緒に走って
好タイムを出す助けになるよう働きかけます

実際、ペースメーカーを導入することにより
レース序盤でライバル選手を意識しすぎて
ペースを乱すことがなくなり
最先頭を走る競技者の負担が減るメリットがあります

また選手の風除けの役割も果たすように
指示されています。

男女混合レースでは、
有力な女子選手1人に
男性ペースメーカーが数人付く場合もあります。

選手がベストのコンデションで走るためのサポートが仕事ですが、
過去には、ペースメーカーの走りが遅すぎて
レースの邪魔になったというレースもあったようです。

他にも、役割を終えた後も、
走り続けて優勝してしまったペースメーカーもいたそうです。

ペースメーカーはどんな人がなれるの?

ペースメーカーは、
ほとんどが現役の選手です。

というより、ペースメーカーは
ある程度の実力がないと役目が果たせないので、
自らの練習も兼ねてとう場合もあるようです。

東京マラソンでいうと、
ペースメーカーで登録されている人は、
だいたい自己ベストが参加選手中で
上位5~7位の(2時間10分ぐらいの)選手と
同じくらいの記録を出せる人が
ペースメーカーとして参加しています。

つまり、ペースメーカーとしてではなく
普通に大会に出て勝負しても、
上位に入賞できるくらいの実力のある選手が
ペースメーカーとして大会に参加しているということなのです。

ペースメーカーは誰が依頼するの?

ペースメーカーは、
長距離選手に主催者や大会企画運営者が
依頼しています。

一般的には主催者
もしくは出場している選手との
契約によって出場しています。

ペースメーカーの報酬はどのくらい?

ペースメーカーのほとんどが、
実力のある現役選手です。

主催者サイドとの契約にもよりますが、
「○○kmまで○○分でレースを引っ張ってくれ」
という形での契約なので、
報酬は10万円から100万円くらいと言われています。

レースによって、コースレコードが出たら
ボーナスという形で報酬があるそうです。

有名なレースの場合、
1㎞あたり○分○秒ハーフまででいくら、
30㎞まで引っ張ったらいくらなどど、
条件によって報奨額は異なるようです。

いずれにせよ、
30㎞までハイペースで引っ張れば
100万以上の報酬がもらえるようです。

東京マラソンを例に挙げても、
優勝は賞金と副賞、
10位(10万)まで賞金が出ます。

東京のペースメーカーとして登録される選手は、
だいたい自己ベストが参加選手中で
上位5~7位の(2時間10分ぐらいの)選手です。

つまり、ペースメーカーとしてではなく
普通に勝負に徹しても、
ペースメーカーは5位前後の賞金(100万前後)と
同程度の報奨額はもらっているということになります。

優勝は狙えないけど
入賞出来る立場の選手が
ペースメーカーになるわけで、
レースの入賞賞金よりペースメーカーとしての
ギャラのほうが高くなるということです。

海外の大会では、
200万円を稼ぐペースメーカーもいるそうで

好成績の陰には、
マラソンの影武者の力があるということなんですね。

最後に

以前は、
ペースメーカーが走っても
その存在は公にはなっていませんでしたが、
今はおおっぴらに公表されてます。

マラソン大会の中継を見るときは
ペースメーカーも注目して見ると
おもしろいと思います。

ただし、オリンピックや世界選手権は
国ごとの参加が決められているので
ペースメーカーはいませんのでご注意を!