ピロリ菌とは?検査が必要な場合と検査方法

ピロリ菌4

胃がんや胃潰瘍の発症に関係が深いピロリ菌。

最近は、病院でピロリ菌の除去をしたという話を耳にしますが、

ピロリ菌は、胃がんや胃潰瘍と深く関わっていることぐらいしか知識がありませんでしたが、

実際のところ私たちの身近に現存している菌なんですよね。

ここでは、

・ピロリ菌とは?

・ピロリ菌の検査が必要な場合とは?

・ピロリ菌の検査方法

についてまとめてみました。

ピロリ菌とは?

ピロリ菌は、胃の強い酸の中でも生きることができる菌です。

螺旋状の形状をしていて、胃の粘膜に住みついています。

胃の中に入ってきた細菌は通常、胃酸によって殺菌されますが、

ピロリ菌は持っている酵素によって、胃の中にある尿素をアンモニアに変え、

アルカリ性のアンモニアで胃酸を中和して、胃酸の殺菌作用を逃れています。

胃の強い酸よりもさらに強い菌ということです。

ピロリ菌は正式名称をヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)といい、

らせん状(ヘリコ)の細菌(バクター)で、

胃の出口付近の幽門部(ピロリ)に好んで住み着くため、この名が付けられました。

大きさは約3μmで、4~7本の鞭毛(べんもう)を持ち、

この鞭毛により活発に動き、胃粘膜を覆っている粘液層の中に潜り込み、

粘膜の表面にくっついたり、細胞の間に入り込んで増殖し、胃粘膜に色々な障害を与えるのです。

また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の90%以上でピロリ菌が陽性を示しているということがわかっています。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍を繰り返すようなら、ピロリ菌の保有確率は高いと言えます。

ピロリ菌の検査が必要な場合とは?

胃・十二指腸潰瘍を繰り返して再発する人に、病気の原因としてピロリ菌が関与しているかどうかを調べます。

陽性と出ればピロリ菌の関与が濃厚になります。

最近では、胃がんの発生とも深く関わっていることが知られていますので、陽性の場合は、さらに詳しく検査していくことになります。

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌の検査方法には、ピロリ菌が尿素をアンモニアに変えるときに二酸化炭素が発生する性質を利用して、

尿素の入ったカプセルを服用する前と、

服用後10~20分に、吐く息を採取してそこに含まれる二酸化炭素の量を調べる「呼気検査」、

血液を採取してそこにピロリ菌に対抗する抗体が含まれているかどうかを調べる「血液検査」、

内視鏡で潰瘍を調べるとともに、胃粘膜も採取してピロリ菌を培養して調べる「内視鏡検査」の3つがあります。

病院で検査する場合、「内視鏡検査」が一番信頼性が高くなっています。

まとめ

一度は聞いたことのあるピロリ菌。

日本人の40歳以上の世代の感染率は80%以上と非常に高い数字を示しています。

調子が良くない時は無理をせず、キチンと検査をしましょう。