ホクナリンテープとは?正しい使用方法は?作用や副作用は?

咳が止まらず苦しくて病院で診察を受けた際、
ホクナリンテープを処方されたことはありませんか?

ホクナリンテープは、
咳が止まらずに辛い時、
夜、眠れない時に胸や背中に貼って咳を鎮めるテープです。

気管支拡張テープともいい、
お子さんから幅広い年代の方の、
咳で辛い時に処方されるテープです。

咳の症状が和らぐことで、
使用する場合が多いテープですが、
合わない方や副作用が出てしまった方もいます。

ここでは、

・ホクナリンテープとは?

・ホクナリンテープの正しい使用方法

・ホクナリンテープの作用とは?

・ホクナリンテープ副作用とは?

についてまとめてみました。

ホクナリンテープとは?

ホクナリンテープ

ホクナリンテープは、3センチ四方で、
胸や背中、上腕などに貼って使うお薬です。

気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支肺気腫などの症状を緩和させるお薬です。

咳がひどい時に処方される場合が多いですが、
咳を止めるというよりは、
気管支を拡張させて呼吸困難などの症状を緩和させるための貼るお薬です。

咳が続いて、急性の気管支炎になってしまった場合や、
咳がひどくて、夜、眠れない状態が続く場合に処方されます。

ホクナリンテープの使用方法

ホクナリンテープの貼り方

① テープは、胸、背中、上腕(肩とひじの間の腕の部分)1か所に貼ります。
  貼る箇所が決まったら、剥がれないように、タオルなどで水分をきれいにふき取ります。

② テープの切り口表示に従って、2ヵ所の切り口を両方とも切り、中のテープを出します。

③ 「はがす」とかかれた面を上にします。

④ テープを山折にして、両方のライナーを半分ほど浮かせてから、片方のライナーを剥がします。

⑤ 残りのライナーをもってテープを胸、背中、上腕のいずれか1か所に貼り、軽く押さえます。

⑥ 残りのライナーをひっくり返し、ライナーをずらしながら残りのテープを貼っていきます。

⑦ 貼った後、手のひらでしっかりとまんべんなく押さえます。

このように1日1回、胸部か背部もしくは上腕部のどこかに貼ります。

ホクナリンテープ使用時の注意点

・1日1回必ず貼りかえる

・傷や湿疹のある場所には貼らない

・1度剥がしたテープは貼りなおすことができないので注意する

・テープを左右に強く引っ張ると破れることがあるので注意する

・同じ箇所に貼るとかゆみやかぶれが生じることがあるので、同じ箇所に貼らない

・乳幼児は、テープを剥がしてしまう可能性があるので、手の届かない箇所に貼るようにする

・使用済みのテープは、乳幼児の手の届かないところに破棄する

 

年齢別のテープの使用量

大人2㎎
9歳以上には2㎎
3~9歳未満には1㎎
3歳未満には0.5㎎

◎ 大人 2㎎
◎ 幼児 0.5㎎~

ということになります。

最も効果が感じられる、胸や背中に貼って使用するのが良いでしょう。

ホクナリンテープの作用とは?

ホクナリンテープの特徴

特徴としては、胸や背中、上腕などに貼ってから、
4時間ほど経過したころから成分の吸収が始まり、
11~13時間ほどで気管支拡張作用のある成分が、
血中濃度がピークに達することから、
夜、貼って寝ると明け方に効いてくれるという特徴があります。

ホクナリンテープは、本来、
気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支肺気腫などの症状を緩和させるお薬です。

ホクナリンテープは、喘息発作などの気管支喘息に効果が最大限に発揮されるため、
喘息発作ではない咳には効果が感じられない場合があります。

実際、ホクナリンテープを貼っても咳が止まらないと感じる方がいるのも、そのためです。

半面、風邪の咳が長引いて、気管支炎や喘息のような症状になったケースでは、効果を感じられるようです。

咳で夜に眠れず体力が落ちている方が、ホクナリンテープを使用したら、
ゆっくり睡眠をとることができ食欲が回復したケースもあります。

ホクナリンテープの作用をまとめると

◎ ホクナリンテープは咳止めの薬ではない

◎ 効果が出るのに、大人で11時間、子供で14時間かかるので即効性はない

◎ 夕方貼ると、朝まで効果が続くので、早朝に起こりやすい喘息発作の予防に効果がある

ホクナリンテープ副作用とは?

ホクナリンテープは、気管を拡げて、気管支喘息や気管支炎、
肺気腫の息苦しさを和らげる張り薬として、
乳幼児からご年配の方まで医師の判断によって処方されているお薬ですが、
副作用があることを知らない方も多いようです。

ホクナリンテープは、たまに副作用がでる方がいらっしゃいます。

◎ 多く報告されている副作用

・手足のふるえ

・動悸

・貼った部分のかゆみ・発赤・発疹

などです。

◎ その他の副作用

主な副作用の他にも下記の症状が出ることがあります。 

・精神神経系の頭痛

・不眠だるさ、倦怠感

・吐き気、食欲不振

・CK(CPK)の上昇、浮腫、胸の痛み

◎ 危険な副作用

・アナフィラキシー症状 ~ 呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹などの症状が起こる可能性があります。

・重篤な血清カリウム値の低下 ~ 手足のしびれ、筋力減退、手足の麻痺、呼吸困難などの症状が起こる可能性があります。

症状が出た場合は、直ちにテープを取って、安静にしていましょう。

そして、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

まとめ

咳がひどい時に処方されるホクナリンテープですが、
副作用もありますので使用する際は注意が必要です。

また、乳幼児や妊婦、高年齢の方も、
使用の際は、医師の指示にしたがって正しく使用してください。